2021年1月16日土曜日

15抱虎帰山から16肘底看捶

 最初の正面に対して右斜め後ろ方向へ按したところからです

肘底看捶は、後ろから攻撃してきた相手をかわして按をし

ダメージを与え、腕をとって肘を決め相手をうごかし、

その後、相手の喉などを突いたあと

次の攻防に備える姿勢に入るという一連の動きの技です

以下、具体的な動作です

単鞭の途中までと同様な動作を行なって、最初の正面に対して右へ

按します

右足前の弓歩です

単鞭の動作と按まで一緒ですから、右足のつま先は

内側に入っていることに注意してください

(2017年4月15日の記事を見てください)

つぎに、左手は外旋、右手も外旋して

(相手の腕を両手で挟んだイメージです)

右足に体重をのせ、左足を持ち上げ

体重が乗っている右足のを左へ開いて

(その結果骨盤が左へ回転します。開胯の動作を

足裏をつけて行った結果、骨盤が回る感じです)

初めの正面から左へ左足のカカトをつき

体重を左足へ移動し

左足前弓歩になったら

ウエストを左へ回しながら左足にさらに体重を乗せ

右足を半歩寄せながら

左手は体の左へ移動しながら内旋して手のひら下

右手は内旋しながら、体の正面で手のひら下で抑えるように

次に半歩寄せた右足に体重を乗せながら

左手を外旋しながら、指先から右上腕の上を越えて

前に刺して

左足を持ち上げながら

左手を内旋させて小指側を前に立てて構え

同時に右手は拳にしながら外旋して、

左肘の下に拳眼が上で

もってきて

左足のカカトをつけて爪先を上げた虚歩になる


体の向きを変え、移動しながら、

複雑に両手が外旋したり内旋したりします

相手がそれによって影響される様子を

想像できると楽しい動作です

体重移動とウエストの回転、そして両手の纏絲

胯の回転によって 

相手に影響を与えるのです。