2018年7月28日土曜日

堤丹について

傅清泉先生の講習会に出ると
いつも強調されるのが、
堤丹(ティータン)、円襠開胯(エンダンカイクワ)
そしてウエストのひねりです
この堤肛について最近感じていることを
書いてみます


最近知ったことですが、猫背を直す方法として
椅子に座っている時に丸めたタオルの上に
坐骨から後ろを載せるようにして座って背骨を伸ばすというのがあります
腰骨のところを前に出して、反らせるのとは違います
逆に引っ込める感じです

そうすると下腹部の中の方にも自然に力が入ります
これによって、猫背で傾いている骨盤を直すことができます
これが腰痛に良いのは知っていましたが、猫背にも良いのだそうです
似たものとしては、坐禅の時の坐禅布団があります

これもお尻全体ではなく坐骨の後ろに敷くものです
つまり坐禅の時のこの骨盤の様子が堤丹に通じるのではと思います
堤肛で坐禅をイメージして骨盤の姿勢を作り、
そして円襠開胯で足全体を股関節から外旋させることが大切だと思います

でも難しいのは、堤丹しながら動くことですね
傅清泉先生に質問したら、いつも動く時には堤丹しているということでした

伝統楊式太極拳は奥が深いです

2018年7月25日水曜日

7左摟膝拗歩から8手揮琵琶

左摟膝拗歩が終わったところからです
左足が前になっている左弓歩で、左足荷重になっています

そこから左足にさらに体重を乗せ
後ろの右足を前に引き寄せ
同時に掌だった右手を緩め前方に軽く伸ばします
(イメージとしては相手に右手首をつかまれて
まえにひっぱられている)

次にその右足に体重を乗せていきます
さらにウエストを右に回しながら
右手を肘を引くような感じで折りたたみ
右手を胸の前に近づけます
同時に左手は持ち上げながら前方に伸ばして
肩くらいまで持ち上げます
一緒に左足も持ち上げます

次に、右手を外旋させながら
ウエストを左に回して
右手は手のひらが上向きで胸の前
肩は最初の左弓歩の方向に向きます
左手は軽く外旋させて肘から軽く折りたたみながら
口の高さくらいに持って最後に軽く内旋します
右手は左手の肘くらいの高さにきます
左足は軽くかかとから前方につき虚歩になります
ウエストのねじれは軽く右手方向です

(イメージとしては相手の右手を自分の右手で
ひねり返して左手の助けも借りて両手で決めている)