2021年5月6日木曜日

伝統楊式85式太極拳の第二段の特徴

 第二段は、第一段と違う特徴があります

第一段は比較的直線上を動いていました

基本的な動作が散りばめられています

第二段は、分脚や登脚が多いとか難しい動作が多いです

さらに、胯(クワ)を軸に体の方向を変える動作が

多くなります

これがかなり難しい

抱虎帰山、肘底看捶、攆猴、斜飛式などです

これらでは、ウエストとともにクワを、そして

大臀筋や中臀筋を使います

逆にそれを意識して行うと

これらの筋肉や体幹を効果的に鍛えることができます


体の向きを表すのに東西南北を使う

中国式のやり方では

最初の正面は南としています

これに従うと、第一段は主に西と東へ技を使います

提手上勢が例外です

それに対して、第二段は北西、南東、北東、南西

と向かう技が多くあります

その際、方向転換を行うのです

例えば、南から北西へ向かう抱虎帰山では

左のクワに体重を乗せて、ウエストを左に回し

つぎに、左クワを右に回します

開クワの動作を、左足つま先を地面につけたまま

行い左クワを回すのです

この時、体幹が鍛えられると同時に

大臀筋、中臀筋が鍛えられます

そのことをよく意識して行うのが大切です


肘底看捶、攆猴などでも同様な

動きがあります

三段目になりますが

玉女穿梭も同様な

方向転換をします


難しいですが、体幹を

鍛える動きです