2022年10月27日木曜日

歩く練習と開跨と上歩

 最近、教室で歩く練習をして気づいたことです。

開跨が大切だと

参加者の一人の方から、

片方の方が、もう一方より歩くにくい

とのことでした

よく見てみると、左右で開跨の様子が違います

歩きやすい方は、股関節から下が踵を軸に綺麗に

回っています

歩きにくい方は、股関節を開くときに

一緒に骨盤も動いています

それが、その後の前足に

体重をしっかり乗せる動作を妨げていたのです


そう思って、開跨で骨盤を動かさないようにと

アドバイスすると、楽に上歩できるように

なりました

開跨で骨盤を動かさないようにするのは

その方には、少し難しいようなので

繰り返し練習するようお願いしました

以下に進歩の歩法のまとめです


伝統楊式太極拳では、進歩の歩法は

まず、弓歩の前足を体重を乗せたまま

踵を軸に股関節から下の部分を

外側に開きます

次にウエスト(中国語の腰)を同じ方向に回します

そして、前足の踵より少し前に体重をゆっくりのせて

行くと、自然と後ろ足が軽くなるので

後ろ足を前に持ってきて

踵から着地してゆっくり体重を乗せて行きます