2021年6月14日月曜日

中臀筋と膝の安定、膝痛予防

 伝統楊式太極拳を練習するようになってから

中臀筋が発達するようになりました

お尻の両側の凹みより少し高い位置で

盛り上がっている筋肉です

それが、若い時と比べても盛り上がってます


先日、ランニングについてのテレビ番組を見ていたら

中臀筋を鍛えることが、ランニングの着地で、

膝が内側にはいらないようにする上で重要だと

いうお話がありました


中臀筋を鍛えることで

膝が安定して、膝痛を予防するのです

爪先と踵と膝と股関節が、前から見て揃う

ようになるのです


太極拳でも、弓歩や虚歩などの動作で膝が内側にはいらない

ようにすることが膝を痛めないようにするために大切です

そのためには、この番組によると

単に姿勢を注意するだけでなく

中臀筋を鍛えることも大切のようです

伝統楊式太極拳では、開クワの動作で

中臀筋が鍛えられます

伝統楊式太極拳が膝に良い理由の

ひとつがこれなのでしょう

残念ながら制定拳には、

開クワのような動作がありません

姿勢を注意しろと指摘されるだけです

優れた指導者は、その点をカバーする指導をしているのだとは思いますが




2021年6月13日日曜日

16肘底看捶から17倒攆猴

 肘底看捶から倒攆猴です

右足荷重の虚歩の姿勢からです

左足は踵をついてます

倒攆猴は、片方の手を握った相手に対して

逃げる様子を見せて、逆に相手の腕をひねって

バランスを崩して反撃する技です

以下具体的な動作です

左肘の下においた拳を手のひらにして

手のひら上で、手の甲を下に右腰の横まで降ろします

肘は少し伸ばし気味にします

手の甲で下を押さえるような感じです

次に、右手を手のひら下にしながら

右斜め後ろに伸ばし、

目はその右手を見ます

左手は、手のひら下で前方へ伸ばします

ティータンの姿勢を保ったまま、右足の股関節に

体重をのせ、右手は手のひら下のまま前腕を折りたたみ

左足を持ち上げます

次に、左足を斜め後ろやや左へ伸ばします

そして、右の股関節を軸に左へ少し体を回して

(この時右足の股関節から下の形が崩れないように

します)

左足の爪先から床につけて、

ゆっくり体重を左足にのせていきます

視線は、この動作の初めの方向になります

体重を左足に乗せたら

右足の爪先を上げ

右足の踵をつけたままクワを閉じながら

左手は外旋しながら

手の甲から下におろし

右手は掌にして前方に伸ばします

両足の間隔が、片足の横幅くらい取れているように

します

左足体重の虚歩です

重心はほぼ左足ですが、

右足のカカトで、体を

支えている感じが大切です

以上が倒攆猴です

以下、これを左右合わせて5回繰り返します

バランスのむずかしい動作です

体幹を鍛えます


動作としては、相手に左手首を掴まれたのに

対して、左手を外旋させながら下に降ろすことで

相手の姿勢を崩して、同時に右手の掌で

相手のアゴや鼻などに反撃します

右手の掌で、しっかり相手を押し返せる

姿勢を作る必要があります