身法とは、歩法との対比するとよく理解できます
歩法には、弓歩、虚歩があります
これらは以前説明をしました
歩法は単なる形では無く
足の様々な筋肉の使い方と一緒に
理解すべき物です
身法も形だけで無く
歩法と合わせた動きの中で
より深く理解できるもののようです
ウエストの使い方はもちろんです
肘の使い方も歩法といっしょに
理解すると、より理解が進みます
例えば、楼膝拗歩(ヨウ ローシーアオブー)を
例に肘の使い方の大切さを説明します
白鶴亮翅(バイフー リァンチー)からの動きで
右手をゆっくり低くして、肩より低くなったら
ウエストを右にまわし、右斜め後ろに
顔を向けて右肘から下を伸ばします
ウエストを右に回した後に、右肘の先を
斜め後ろに伸ばすように意識して動かすと
ウエストの動きもレベルが上がる感じです
体の軸もしっかりするように感じます
言葉で説明羽部難しいですが
やってみてください
同じように肘を動かせる動作は
結構あります
9年目になりました
楊式太極拳の動作を行うと
足の筋肉だけで無く
体の中に充実したものを感じられるようになりました
僕は、傅清泉先生から太極拳を
教わっています
年1回の講習会だけ、しかも
コロナ禍では3年も講習会が
ありませんでした
そうした中でも、講習会での
傅清泉先生の言葉を思い出し
ながら練習しました
足腰手が、その代表的なものです
それ以外にも弓歩の作り方
虚歩の作り方
肘の使い方
命門や背中の張り出しなど
数え上げるといろいろあります
言葉だけを聞くと
型に嵌めようとしているように
聞こえますが、そうでは
ないようです
もっと自由に
動く方がいいのではと
言う人がいましたが、
そうではないと感じています
つまり、各動作をより合理的にするには
どう動けばいいのか
を教えてくれていると実感してきています
ここで合理的とは、体の関節に無理をかけず
体全体を有機的に繋げて
指の先から腕や胸、お腹、足と
全体に張りを作っていく物だと
実感してきました
歩法と身法と言う言葉が太極拳にありますが
肘の動きなどは
身法と捉えると理解が
深まり練習にも生かせるように
思えてきました
(続く)