2016年9月14日水曜日

足腰手

攬雀尾の続きに入る前に
足腰手について

今年も傅清泉老師の講習会に参加できました
とても勉強になりました
同じことを聞いても
こちらの練習の積み重ねで
理解が深まる気がします
そんなことの一つが
足腰手です

傅先生は動作の時に
「足腰手」と号令をかけます
それを聞いて、自分のタイミングを確認します
どうして足腰手が大切なのか

足の動きを下から手まで伝える
ということもありますが
「腰を回して手」への動作に大切さがあるようです
(中国語の腰はウエストにあたります
この辺混乱の元のようです
制定拳では腰というと骨盤のことになっています
24式の講習では
ウエストはひねってはいけないと言われました
腰痛というと骨盤の痛みではなく骨盤の少し上
の背骨の周りの痛みを言いますね
中国語の腰はこの辺り全体を言うようです
読みにくくてすいません)
これは講習会以降、85式の練習で
足腰手と頭の中で号令をかけて動作を行うことで
実感してきました

腰の動きでお腹の中が動かされて
充実する感じがします
これ健康にとても良いのでしょう
体幹を鍛える方法の一つでしょう
逆に体幹が鍛えられてくると
この充実感が強くなってきます

大切なのは弓歩の時に
提丹(ティータン)円襠開胯(エンダン カイクワ)
を意識することです
足腰手の中で
次第に弓歩が完成する感じかなと思います

そして、練習を積み重ねて感じてきたことは
足腰手は楊式太極拳の大切な内容なのではということです
楊 澄甫の発勁は動きが小さいが
威力は大変大きかったという話がありますが
その秘密には足腰手があるような気がします
足とともに背骨の周りには大きな筋肉が付いています
それを動作の中でうまく使う練習が
足腰手なのではと思います



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