ともすれば、日々の練習はマンネリになりがちなものです。
コロナの影響で練習会が減り、
一人の練習が増えたりすると、なおさらそうなりがちです。
例えば、ウォーミングアップとして良く行なわれている養生功なども
一人だと、なるべく簡単に済ませようとしがちです。
以前の私はそうでした。
でも、今は、養生功の効果を少しづつ体感できたことで、
そうした考えは無くなりました。
例えば、養生功の最初の動作(肩(肩甲骨)を回す)を行うことで
体の中の様々な筋が動く(動かされる)ようになってきています。
そうすると、こうした体の中の感じをもっと良くしたいと思うようになり
そうしたことに目を向けて
自分の内部の変化が楽しみになってきます。
養生功による自分の内部の変化が課題になってきました。
マンネリにならないために大切なのは
このような気づきとか課題を持つことのような気がします。
ともすれば、人間の脳は新しいことは新鮮に感じるために
それに目を向け一生懸命になりますが、すぐになれてしまいます。
そうするとさぼりがちです。
よくある三日坊主です。
またうまくできないときは、なおさらです。
でも、脳はその新しいことの意味や意義も
よく理解することもできます。
理解できれば三日坊主にはなりません。
それが気づきであり課題を持つことだと思います。
そのためにも、内容を理解することに
目を向けるかどうかが大切な気がします。
傅清泉先生から伝統楊式太極拳を教わり
套路を覚えれば終わりという訳ではないこと、
伝統楊式太極拳を繰り返すことで、少しづつ
自分の体が変わっていくことを感じることができました。
このことを具体的に理解できるためにしばらくかかったことは
以前の記事で紹介しました。
それ以前の自分の考えは、傅鐘文が嘆いた「6ヶ月で伝統楊式太極拳をマスターしたいと
言った日本の武道家」とおなじだったわけです。
今年は傅清泉先生の講習会がコロナ騒ぎでありません。
太極拳の動作でうまくいかないところがあると
傅清泉先生の講習会のビデオ(拳友会作成のものです)を
何度も見返しながらどうしたらいいのかを考えます。
面白いことに傅清泉先生は必ずその答えをどこかの講習会で説明しています。
それを探して自分で試してみるのも楽しみになってきました。
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