推手(四正手)のやり方が、よく見る推手対練套路の動画と
有名な傅鐘文の本
とで、少し違うので
傅鍾文の本のやり方を書いておきます
四正手は掤(ポン)、捋(リュー)、擠(ジー)、按(アン)
を行うものです
二人で行うのですが
交互の動作で掤(ポン)、捋(リュー)、擠(ジー)、按(アン)
を繰り返します
まず、互いに右足前の姿勢で立ち
左手は相手の左手と互いに手の甲で接触します
右手は相手の左手の肘に
塔手です
二人をAとBと呼びます
まずAは、左手を内旋して、Bの左手前腕を水平にして両手で按(アン)します
按は、両手で前に押します
体重は前足に移動します
Bは、Aの按を左手で掤の動作で受けます
体は押されて体重は後ろへ移動し、
後ろ足で体重を支えられるようになったら
ウエストを左へ回しながら捋の
動作を行います
最後に、左手は内旋、右手は外旋します
Aは、Bの捋(リュー)に対して
右手を肘から離して、左手の内側につけ擠(ジー)で
さらに押します
Bは、これに対して、右手を内旋させて
按(アン)でAの擠(ジー)を受けて押し返します
Aは押し返えされながら、右手を外旋させながら
右手を掤(ポン)の形にして
Bの按(アン)を受けます
Aは、受けながら左手を相手の右肘にあてます
これで初めの動作と立場が入れ替わりました
これ以降、Aは掤から捋に移っていきます
以下、一連の動作を交互に繰り返します
この本の説明は、手を回すというより
相手の按(アン)を掤(ポン)で受け、捋(リュー)でかわし、
それに対して相手は擠(ジー)で追撃するが、
こちらは按(アン)で反撃する
とまとめられ、掤(ポン)、捋(リュー)、擠(ジー)、按(アン)
が相互の動作で行われるとまとめられます
傅鐘文の本は、太極拳の教本として
国際的に高い評価を得ています
ここに書いた推手のやり方は、
楊澄甫の本
英語版
に書かれているものと同じです
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