2023年10月30日月曜日

楊式太極拳は、順番を覚えた時がスタート

 友人が、ある教室で楊式太極拳を教わっています

たまに会って話をしていたら

その教室の先生は、28式の順番を参加者が覚えたら

次々と、別の套路へと変えて練習をやるそうです

24式も忘れないように復習したり

その方の太極拳を見せてもらったら

楊式の基本として傅清泉から

おそわっていることが

ほとんど教えられていません

ウエストを回すとか、足腰手とか、

肘の折りたたみとかです

開跨とか、

これでは、せっかく套路を教わっても

それを深め、内容を良くするような

指導をされていないことになります

套路を繰り返すことは、運動に

なりますので、健康の役に

たちますが、基本を意識して行わないと

太極拳の内容を深めることに

ならないでしょう。

太極拳の内容を深めるためには

上で述べたウエストを回すとかに

注意して練習することが大切ですから

太極拳の内容を深めると

軸がしっかりし

体幹や腹圧が強くなり

手の動きと足の動きと

体幹の動きがつながってくる

感じがしてきます

これを得るためには、楊式太極拳の

基本を意識して套路を行う必要が

あります

こうした実感を得られないとすると

もったいないと思ってしまいます

友人に、各動作で大切にすべき点を

少し教えてあげました

役に立つと良いのですが

2023年10月14日土曜日

伝統楊式85式太極拳を毎日続けて8年目

 85式を毎日続けて8年目に入りました

はやいものです

だんだん進歩している点と

年令を重ねることで弱くなってくる点があるようです

85式を行っている時に

丹田が感じられるようにだんだんなってきました

傅鍾文が死ぬ直前に語った

Last interviewに出てくる話です

太極拳の動作の中でウエストを

回すことに注意して行うことで体幹が強まり

腹圧が高まるようになった結果と理解しています

続けることの大切さです

一方で年を取る事で弱くなることも出てきます

これに気づいたらこれを補うことに注意すべきです

例えば、分脚の動作が下手になりました

失敗の確率がいつのまにか

高くなっています


(つづく)


2023年9月3日日曜日

4年ぶりの傅清泉講習会に参加

 2023年8月29、30日、4年ぶりに

傅清泉先生の講習会に参加しました

会場は盛岡体育館です

コロナ禍のために、2019年以来です

久しぶりに会う傅清泉先生は、

相変わらず、エネルギッシュで、快活で

明るく、冗談が大好きです

間近で基本の説明を受け

いくつかの動作を見ていただいて

修正していただきました

少しづつ、伝統楊式太極拳の理解が

深まりつつあるので

動作を直してもらうのは

理解を新たに深めるのに

大変役立ちます

今回は、いくつかの動作で

肘について直していただきました

 提手上勢での両手の位置と両肘

左摟膝拗步から手揮琵琶に入るときの右肘と右手の

親指の位置と、その動作でのウエストの動かし方

などです

それから、単鞭での左肘と右股関節と顔の向きです

右股関節の位置を直してもらうと

右股関節が、右足の踵に向かうような感覚です

左足に素直に体重が乗せられ

右足踵までストレートに体重を支えられる感覚です



これらを体の感覚として

学ぶことができました


得難い経験です




2023年8月3日木曜日

腸腰筋への刺激と体重コントロール

 年をとるとともに、体重が少しずつ増加しています

毎朝、体重計に乗って様子を見ています

65を過ぎてから体内脂肪指数も

じわりと増えていました

毎日の85式太極拳は続けていても

老化は静かに進むのだと思います

正月はご馳走をいただくので一番体重が増え

夏に向けて少しずつ減少し

涼しくなってくると体重が増え始めます

これが1年間の変化です

体重のフレは3kgくらいです

ところが今年は体重の減少が例年より大きくなっています

理由は、太極養生功のあとに

片足立ちで、もう片方の足を前後に揺する運動のようです

この運動のポイントは、膝をなるべく伸ばして行うことです

そうすると、腸腰筋や大腰筋をよく伸ばし

体幹を刺激することができます

回数は各足10往復です

片足でうまく立てない人は

片手を壁につけます

動かす足と反対側の手です

これを朝晩やってます

他に原因がなければ

この効果で体重が減っているようです

体内脂肪指数も減少しており

この運動の効果の可能性が高いと思っています

この運動だけで効果があるとは

あまり考えづらく、この運動が

毎日の太極拳の効果を高めていると思った方が良いと思います



2023年6月21日水曜日

太極拳の掤勁

 楊式太極拳を日々練習するとだんだん掤勁が感じられるようになってきました

うれしいことです

掤勁(ポンケイ)とは、体の中から外へ膨らむような力の感じです

24式を続けるだけでは出会えなかったと思います

掤勁を感じられるようになることに関係しそうな

ポイントはいろいろありそうです

簡単なものとしては、座腕があります

座腕とは、以前に説明してありますので

座腕を簡単に説明すると、起勢の手を下ろす動作の最後に

両手の小指側の付け根で下を押さえるようにした時の

両手の感覚です

この時に、前腕の橈骨側の筋肉に力が働き

前腕から手の甲にかけて張りを

感じることができます

この感覚を手のひらで押す動作の中で

良く感じられるように意識します

そうすると以前に話している平円の

大切さを感じることが出来ます

さらに平円を意識すると肩甲骨で

手のひらを押すことに繋げていくことが出来ます

同時に背中を後ろに張る感覚も感じられるようになります

次に、攬雀尾の最初の動作である掤です

この時も、前腕の座腕の時の感覚が

ヒントになります

この感覚を大切にすると上で述べた感覚が体中に

広がっていくようになります





2023年2月2日木曜日

25進歩搬欄捶から
26上歩攬雀尾、27単鞭

搬欄捶が終わったところからです

左足前の弓歩で右手の掌で推しています

そこから、左足を開跨します

同時に左手を肩の高さくらいに

前方に上げ、右手は右下骨盤の横に下ろします

ちょうど、最初の攬雀尾の右掤に

入る前の姿勢です

そこからあとは最初の攬雀尾と

同じです

ただし、右足は体の後ろであるのが

違います

左足を開跨し、ウエストを左に回し

ながら左手を折りたたみ

しっかり左足に乗ります

その後、後ろにある右足を

前に持ってきます

そして、

一連の動作を行います

次の単鞭も、最初の攬雀尾からと同じです





2023年1月29日日曜日

永年太極拳養生功十三勢の紹介

 養生功について質問がありましたので

右のリンク欄に養生功を解説している

ページのリンクを載せました

永年太極拳養生功十三勢①

永年太極拳養生功十三勢②

各動作の回数の説明もあります

参考にしてください

リンク先には傅清泉の養生功の動画も

あります

傅清泉が丁寧に各動作を説明しています


伝統楊式85式太極拳を毎日続けて7年目

 速いものでもう7年目です

伝統楊式太極拳の内容が、少しづつ深く

理解できるようになってきました

腰(ウエスト)を軸に体を動かすことが

少しづつ具体的に理解できてきています

足の動きが、腰に伝わり、

腰から肘そして手の動きへと伝わっていく様子が

自分の動作の中でわかるようになってきています

丹田も動きながら少しづつ感じられるように

なってきました

堤丹も少しづつできるようになってきています

歳をとって、肉体的に衰えるところもある一方で

こうした進歩もあることは、とても楽しいことであり

ありがたいことだと思っています

傅清泉に感謝です

2023年1月15日日曜日

楊式太極拳とミトコンドリア

 ミトコンドリアについての説を、最近

知る機会がありました

それと楊式太極拳のお話し

ミトコンドリアは、細胞の中にあり

細胞がエネルギーを産むときに活躍します

若く活発な細胞には多く、

老化と共に減少するそうです

ミトコンドリアが多いと、基礎代謝が盛んになり

健康的な体質になると考えられます

また、一度減少しても、さまざまな要因で

増加させることも可能と言う説です

増加させるには、いろんな可能性があるようですが

その中で、興味深い説は

あまり強くない、ゆっくりとした運動を

比較的長く続けることでミトコンドリアを

増やすことが可能だと言う説です

あまり強くない運動は

活性酸素を生みにくい点でも

大切なようです

考えてみると、伝統楊式太極拳はこの

ミトコンドリアを増やす運動として

最適のような気がします

85式はゆっくりとしながら

体の中の筋肉を良く使い

しかも、およそ20分

動作を継続するからです