ウエストは左に回っていて、
太極拳覚え書
24式太極拳になんとなく違和感を覚えていたら、傅清泉老師の伝統楊式太極拳に出会いました。 やってみると、わー全然違うと感じて、いろいろ考えたことを書いてみます
2025年4月1日火曜日
28雲手から29 単鞭
ウエストは左に回っていて、
2024年10月15日火曜日
身法について
白鶴亮翅(バイフー リァンチー)からの動きで
右手をゆっくり低くして、肩より低くなったら
ウエストを右にまわし、右斜め後ろに
顔を向けて右肘から下を伸ばします
ウエストを右に回した後に、右肘の先を
斜め後ろに伸ばすように意識して動かすと
ウエストの動きもレベルが上がる感じです
体の軸もしっかりするように感じます
言葉での説明は難しいですが
やってみてください
同じように肘を動かせる動作は
結構あります
2024年10月1日火曜日
伝統楊式85式太極拳を毎日続けて9年目 身法について
2024年9月10日火曜日
今年の傅清泉伝統楊式太極拳講習会に参加しました
楼膝拗歩の時の跨(クワ)と、前に押す手と
肩についてです
楼膝拗歩で、弓歩が完成するときに
後ろ足の跨(クワ)をさらに後ろに引くようにする
これは昨年単鞭の時に直していただきましたが
全ての弓歩に共通するようです
この動作とともに手のひらは小指の付け根から前に押し
肩はむしろ引くようにします
これは按(アン)の動作の時に、背中を引くようにしますが
それに対応する動きだと理解すると良いようです
また、肘についてもレベルの高い話がありました
提手上勢の時の後ろの手の肘は力点として
前の手の小指側の付け根の力点と互いに
引き合っているように意識して肘を動かすようにする
のです
肘は折り畳むのが基本ですが、さらにこれを意識した
動作をするように指摘されました
これは、手揮琵琶の動作の中でも行うようにとのことでした
伝統楊式太極拳は奥深いです
2024年8月4日日曜日
丹田と体の軸
楊式太極拳を続けて
いろんな動作で丹田を感じるられるようになりました
そうなったポイントは、足腰手のようです
これは、ぼくらが楊式太極拳を習っている
傅清泉の言葉です
ここで、足とは片足からもう一方の足への
体重の移動のことです
例えば、搂膝拗歩で
後ろ足から前足への体重の移動することに対応します
次が、腰
これは中国語の腰なので、ウエストに当たります
つまり前足に体重を乗せながらウエストを
回します
この時、骨盤は回しません
これが大切です
これの動作で、ウエスト周りの筋肉が伸ばされます
体重をしっかり前足に乗せれば
自然とお腹周りの筋肉にも力が入りながら
よく伸ばされるのです
力を入れながら筋肉を伸ばすのは
筋力を鍛える方法の一つです
この伸ばされる筋肉は、腹斜筋や腹横筋などの
インナーマッスルです
こうした運動によって
これらの筋肉は鍛えられるようです
これが丹田を感じることに
つながっていると思います
このウエストを回す動作では、
体の軸をだんだん感じるようになります
つまり、体の軸の周りにウエストを回し
お腹の筋肉が鍛えれるのです
そして、それは体の軸を強くすることにも
繋がっていると思います
そのあとは、手
これは、足から腰へと伝わってきた
力を最後に手に伝えることを指します
この時、手を伸ばすと同時に
背中の方も膨らませるようにします
これが、体の中の筋肉にも良いようです
丹田というと、お腹を前に出す姿勢を
する人を見受けます
ちょっと年配の男性に多いようです
確かに、その姿勢で下腹に充実感を感じるかもしれませんが
もし、その姿勢を横から見て股関節が踵よりも
大きく前に出ていたら、自然と背中から首は
後ろになります
これでは、体の軸はできにくいでしょう
体の軸を鍛えるのは難しいと思います
また、姿勢を少し低くすると膝に無理がかかり
やすく、命門も閉じてしまい
体にいい姿勢にはなりません
注意したいものです
体の軸ができてくると、
それは今流行りの体軸になると思います
2024年6月8日土曜日
27 単鞭から28雲手
単鞭では、足は最初の正面(以下正面)に対して左方向に、
左足前の弓歩です。
左手は推掌で左方向、右手は鉤手になっています
ここからの動作です
動作の説明は読みにくいと思ってサボっていたのですが
熱心なみなさんに一生懸命読んでいただいていますので
説明を再開します
両手の力を緩めて、顔は正面に向けながら、
左足のクワを閉じて、つま先を90度内側に入れます
次に、ウエストを左に回しまながら
顔は正面の左向きへ
左手は縦の掌にし手のヒラの向きは内側、
左肘は少し外に張ります
右手はさらにその下に持っていきます
右手は左足の付け根あたり
この時、骨盤が回らないようにします
次に、左足に体重を乗せながら
両手の上下を入れ替えていきます
右足を少し持ち上げて左足の横に持ってきます
右手が肩の高さくらいになったくらいで
右足をつま先から着き、
右足に体重を乗せながらウエストを
右に回し、正面の右に右手を持ってきます
正面の右90度に近づけながら右手を縦の掌にします
そのあとは、左でやったことと
基本的に同じです
違うのは右足に体重を十分乗せたら
左足を左横に出してゆっくり移動していきます
左右の動作を合わせて一回と数え
これを5回繰り返します
そして次の単鞭に入ります
以上の動作で大切なのは
左右どちらかの足に体重を十分乗せた状態で
手を上下に移動して入れ替えること
骨盤をなるべく動かざずにウエストを十分捻ること
です
うまくできると丹田をだんだん感じられるようになります
2024年5月1日水曜日
久しぶりの講習会の準備で感じたこと
久しぶりに札幌で行われた講習会のお話です
講師は、日本に傅清泉の楊式太極拳を紹介し、
新型コロナの時期を除いて、毎年
傅清泉を招いて楊式太極拳の講習会を行っている、
日本拳友会の三代正廣館長です
楽しい中にも、厳しいご指摘を個人的にいただき
たくさん学ぶことの多い内容でした
感謝です
実は、話題はこの講習会の準備中に感じたことです
講習会は、48式太極拳です
練習したのは10年以上昔です
復習しておこうと、動画を見ながら
動作を行うと、ほぼ全ての動作で
楊式の動きが生かされます
最初の白鶴リャンチの動きも
形は制定拳ですが、体の使い方が
足腰手の楊式になります
いろんな動きで体幹を使って
丹田を感じながら動いています
びっくりです
伝統拳の動きが身についた人は
見た目ではわからない体の
使い方をしているのかと思いました
あの老師たちはすごいのだろうと
傅清泉の伝統楊式を毎日続けて
よかったと感じました