2017年2月7日火曜日

攬雀尾の続き(5)

これで攬雀尾の最後です

擠の動作で,こちらは相手を押しています
押された相手は手を組み直して押し返してきます
この時の相手の手の組み方はこちらの擠の動作のものです

こちらは,相手の手の組み直しに対応して
手を組み替えます
擠の手を右手を内旋させながら
両手の指先を相手に向け
指先を立てながら伸ばし(座腕)
体重を後ろ足へ移動し,後ろ左足に体重が乗ったら(足)
両手は肘を両側に開くような感じで肘から引き
その後,両手を胸の前にしたままwaistを左へ回して(腰)
さらに両手を少し左後方へ回します(手)
うまくいけばこれで相手は左へ飛ばされます

それでも相手が耐えていたら
体重を前足へ移動しながら相手を押していきます(足)
そして右足に体重が乗ったところで
waistを右へ回して(腰)
最後に相手を両手を伸ばして押します(手)

これが按です

以上の動作で大切なことの一つは両手の高さを
あまり変えないことです

24式や42式では按の動作で後ろ足に乗ってから
両手を下に大きく降ろします
相手のバランスを崩すのだと説明されました
いつも疑問に思っていたのは,この動作の時
こちら側の顔や喉が無防備状態になることです
もし,相手が崩されながらも頭から頭突きをしてきたら
こちらは致命傷を受けるでしょう
こんなんでいいのかしらと思っていました
なんてお気楽な動作だろうと
この疑問に伝統楊式太極拳の動作が答えてくれました
制定拳の攬雀尾は,裏付けのない,頭で勝手に考えたもののように思います

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