2016年2月21日日曜日

楊 澄甫の本の前文(続きの続き)

その後、陳家溝の陳族の武術の評判を聞いた
私は、陳長興に教えを請うために、長い旅をして
陳家溝にいたった
村の門のところで、拒まれはしなかったが、
この武術について、少し詳しい教えを得るには
しばらく時間がかかった
10年もの間、待ち続けた
師は、私の誠意に動かされて
月の夜、みんなが静かに見守るなか、
技の真髄を見せてくれた
(この辺は、小説「偷拳」の影響を受けているかもしれません)

私が、全てを学んだ時
北京に行って全てをオープンに教えようと誓った

北京で教え始めて間も無く、私の弟子の中に、痩せて弱かったものたちが
それを克服し、病気から次第に健康になっていくのを見るようになり
私は大変喜んだ
だが、私一人で教えることには限界があのだ」

私の父たちとその弟子たちは、この技が
世の中の役に立つものと考え、
この世界を救うために、この技を学び教えることにしたのだろう
この話を聞いて、とうとう私は、
祖父のこの武術に対する偉大な勤勉さの理由を理解した
 さらに、一族の遺産として受け継いでいくことの重要性を
理解した
私は喜んで教えを請うことにしたのだ


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